今年度の府中かんきょう塾第4回講座として、昨年度も実施した形式で東京農工大学名誉教授 藤井義晴氏を講師としてお呼びし表題の講座を行っていただきました。
前半は多摩川の河川敷で目に付く植物についてその場で解説をいただいた後、コドラート法を用いた植生データ採取の実践を行いました。
講師の解説に熱が入り、参加者からの質問も活発であったため、調査体験の時間はそれほど多く取れませんでしたが、2人一組の6班体制でそれぞれが少なくとも1か所からデータを取ることができていました。
後半は室内に移動し、コドラート法についての追加の解説、アレロパシーについての解説、秋の七草を中心とした植物の紹介をしていただきました。
講座全体を通じて、講師の専門であるアレロパシーについてや雑草と括られがちな植物の様々な特性・人にとっての有益性などを学ぶことができ、受講生にとって満足度の高い講座となりました。
各参加者が今回学んだ調査方法を今後の活動に活かしていくことを期待します。
【受講生の声】
・雑草といわれている植物への見方がかわりました。
・測定方法を現地で学べた。「アレロパシー」について知りえた。
・藤井先生の話は興味深く、とてもおもしろい。フィールドワークも、初めての経験、良かった。