【開催報告】座談会「市民の力による自然と文化を守る活動の実例」

府中かんきょう塾2024第2回では「国立の自然と文化を守る会(以下、守る会)」の代表をお招きし、表題の座談会を行いました。

守る会は「国立市に郷土館を作ろう」という有志の活動を起源とし、発足以来50年以上にわたり国立市の歴史・文化・自然を守る活動を続けておられます。

会長の佐藤収一氏(写真右から2人目)は国立の街の成り立ちに造詣が深く、府中との違いに触れながら、市民による活動や行政との関わり方について語っていただきました。

国立は学園都市としてデザインされて生まれた町であるという日本全体から見ても特異な街であることや、行政の規模が府中と比べて小さく活動のための行政からの支援は当てにしていないという姿勢が印象的でした。

一方で、神社を中心とした旧町の営みや旧住民と新住民との関係性など、府中と共通する点があることも参加者との対談により明らかとなりました。

市民活動における課題意識・主体性の重要さを再確認する会になりました。

【受講生の声】

・文化と自然と環境、境がない「文化」とは考えさせていただきました。

・自助、共助が大切なことが分かった。

・国立の歴史、地理に触れられ良かった。