【開催報告】環境学習講座「府中の環境をどう保全するか-環境保全活動センターと市民活動支援-」

府中かんきょう塾2025第1回では表題の講座を行いました。

冒頭で開講式を行った後、パネラー4名(白梅学園大学特任教授・東京農工大学名誉教授 朝岡 幸彦 氏、府中市市民活動センタープラッツ館長・東京農工大学非常勤講師 林 丈雄 氏、府中市環境保全センター検討調整会委員長 室 英治 氏、府中市環境政策課環境改善係長 熊谷 一茂 氏)による自己紹介及びこれまでの活動報告がなされました。

はじめに室氏、熊谷氏より環境保全活動センターの成り立ちや役割について説明していただきました。

朝岡氏より、都市部の大学生との協働により地域創生を目指す長野県飯田市の「遠山郷」のケースが紹介され、林氏からは、市民主体で取り組む源兵衛川(げんべえがわ)環境改善活動を実施した静岡県三島市の「法人グランドワーク三島」について紹介していただきました。市民・NPO法人・企業・行政による市民協働の先進事例を学ぶことができたとともに、環境保全活動は「市民」が主役であり「楽しむ」ことが大切であると実感させられる内容でした。

本講座を通じて、環境保全活動センターが、市民・団体・事業者の協働による環境活動の中核拠点であることを再確認し、市民による自発的な環境保全活動を活性化させるために今後どうあるべきかを考える大きなきっかけとなりました。

パネルディスカッション後には環境保全活動センターサポーターのファシリテーションのもと、グループ活動が行われました。自己紹介とグループ分けを行った後、会場撤収の時間が迫るまで和気藹々と会話を交わしていた参加者の姿が印象的でした。前年度に実施された第1回と比べ、参加者が倍近くに増え、講座全体を通してこれからの盛り上がりを感じました。

【受講生の声】

・今後の参加型センターの在り方について共通認識できた。

・実例の活動を出してもらえたので、話だけよりも、ずっと現実的にテーマを捉えられた。

・楽しみながらやれると良いと思った。若い人に環境の事をもっと考えられるようになったらと思った。