【開催報告】第1回「市民でつくる環境保全活動センター検討・アイデア会議」

当日は、市民・環境団体関係者・事業者など合わせて22名が参加し、「府中の環境の『今』を知り、アイデアを出す」をテーマに意見交換を行いました。

本事業は全3回のワークショップで構成されており、今回は第1回となります。

🌱 第1回 アイデアの種を出す
🌿 第2回 アイデアを具体化する
🌳 第3回 運営体制や連携の仕組みを考える

【当日の様子】

はじめに、「府中の好きな場所」「気になる環境のこと」などを紹介し合う4マス自己紹介を実施しました。

多摩川や浅間山、地域の緑地など、それぞれの思いや関心が共有され、和やかな雰囲気の中でワークショップが始まりました。

その後、

  • ・あってほしい事業
  • ・参加してみたい事業
  • ・実現するために必要なもの

上記テーマで3つのワークを実施し、テーブルごとに発表を行いました。

参加者同士の対話は非常に活発で、合計約163件という非常に多くのアイデアが寄せられました。

【寄せられたアイデア(テーマ別まとめ)】

寄せられたアイデアは大きく9つのテーマに整理されました。抜粋したものを紹介します。


🎁 1 ポイント制度・継続の仕組み

「参加や環境活動そのものをポイント化し、記念品や特典と交換する仕組み」

  • ・イベント参加や清掃活動等に対するポイント付与
  • ・スマホアプリでの歩数ポイント化
  • ・ポイントを景品や特典と交換できる仕組み
  • ・ゲーム要素を取り入れた環境版アプリ

🌳 2 公園・緑地の活用

「子どもが自由に遊べる公園や、動物とふれあいながら緑地を維持管理する取組み」

  • ・ヤギ飼育による除草活動
  • ・木登りができる公園や日陰の多い公園
  • ・常設プレーパーク
  • ・涼しい木陰や散策コースづくり

🥕 3 農業・食育・市民農園

「農地を活用した体験型プログラムや、地産地消の取組み」

  • ・親子での野菜づくり
  • ・耕作放棄地の活用
  • ・地元食材を活用したカフェ
  • ・脱炭素をテーマにした料理イベント

🎒 4 環境学習・子ども/若者向け教育

「中高生の探究活動や親子・子育て世代向けの学習プログラム」

  • ・総合学習への出張授業
  • ・中高生による探究活動のポスター発表
  • ・自由研究や大学受験(自己推薦)の支援
  • ・環境の疑問に答えるチャットボット

📱 5 情報発信・DXプラットフォーム

「活動情報の一元化や、SNS・アプリを活用した発信力強化」

  • ・環境活動の情報プラットフォーム構築
  • ・府中市環境情報のデータバンク機能構築
  • ・インフルエンサーの活用
  • ・短時間参加システム

♻️ 6 環境保全活動

「身近な自然環境を維持管理する実践的な活動」

  • ・樹木の見守り活動
  • ・生ごみの堆肥化事業(ミミズコンポストなど)
  • ・ごみ拾い活動と処分場の見学
  • ・外来種対策

☀️ 7 省エネ・脱炭素の学び

「家庭でできる省エネや脱炭素をテーマにした講座」

  • ・シニア向けスマホ省エネ活用講座
  • ・太陽光パネルの管理や廃棄に関するイベント
  • ・エアコンの正しいメンテナンスセミナー
  • ・リチウムイオン電池の発火対策講座

🤝 8 地域コミュニティ・交流・イベント連携

「既存イベントや近隣施設、企業との連携によるコミュニティづくり」

  • ・環境団体同士の交流会
  • ・世代間交流イベント
  • ・浅間山での音楽祭やボランティア派遣
  • ・企業との連携(CSR、協賛など)

🏛 9 センター機能強化・行政連携

「センター自体の運営や、行政内部の連携体制」

  • ・庁内の横断的な連携強化
  • ・環境政策課の権限強化
  • ・市民のアイデアを各計画に反映する仕組み
  • ・市民の相談窓口機能の設置

【アイデアを実現するために必要なもの】

最後のワークでは、「アイデアを実現するために必要なもの」について話し合いました。

参加者の意見を整理すると、以下の5分野に大別できます。

分野 主な内容 
人材 環境インストラクター、専門家、府中の環境を語れる人材、SNS運営人材、活動の中心となるコーディネーター、人材バンク 
資金 活動資金、システム開発費、謝金、協賛金・CSR、助成金に詳しい人材からの助言 
場所・モノ 農地・畑・空き地、公園スペース(常設プレイパーク等)、処分場等の見学先、コンポスト等の備品 
情報基盤 情報発信プラットフォーム(SNS等)、市内環境スポットマップ、データバンク・チャットボット機能 
行政・組織体制 環境政策課の権限強化、庁内の横連携、予算要求前の関係課調整、市民の相談窓口 

【各テーブルの発表ハイライト】

参加者による話し合いの結果、各テーブルから特色あるアイデアが発表されました。

テーブルごとのハイライトをご紹介します。

Aグループポイント制度による活動継続の仕組みづくり、緑化・省エネ啓発、地産地消カフェなど、幅広いテーマで48件と最多のアイデアが出されました。
Bグループ公園・農業・浅間山公園(都立)の活用や、市役所内の縦割り解消・横連携強化など、行政組織のあり方に踏み込んだ意見が特徴的でした。
Cグループ子どもの環境学習、地域コミュニティ農園、ゴミ処分場見学など、暮らしに身近なテーマを中心にコンパクトに整理されました。
Dグループ「続ける仕組み」「育てる・体験する」など仕組み志向のカテゴリー分けが特徴的で、ゲーム性のあるアプリや、保育園・子育て世代向け環境学習の具体案が多数出されました。
Eグループ緑ある街づくり、企業連携(CSR)、外来種対策など、「環境保全活動センターに求めること」を明確に言語化し、「やる気」「お金」を全事業共通の必要リソースとして提示されました。

【参加者アンケート結果】

アンケートでは、

  • ・「環境保全活動への関心が深まった」 83.3
  • ・「第2回・第3回も参加したい」または「都合が合えば参加したい」 100

という結果となりました。

今後実施してほしい事業についてもアンケートを実施しました。

特に関心が高かった活動は以下のとおりです。

🥇 ごみ減量・リサイクル活動
🥇 環境団体の交流会
🥉 自然観察会・生きもの調査
🥉 企業と連携した活動

~参加者の声~

「参加者多数で活発に盛り上がり良かった」

「いろいろな方の意見を聞くことができた」

「環境団体同士で交流できたことが良かった」

「気軽に小さな意見も言える雰囲気が良かった」

「本日の活動が今後どう活かされたかフィードバックがほしい」

【第1回を終えて】

第1回では、多様な世代・立場の参加者が集まり、府中の環境について自由に語り合うことができました。

様々な角度から寄せられた多くのアイデアから、それらを実現するために必要な資源が見えてきます。

環境保全活動センターが、市民・団体・学校・企業・行政をつなぐ拠点としてどのような役割を担うべきか、その方向性を考える土台として大変有意義なワークショップとなりました。

今回の会議は、市民協働・共創促進を実践する場として、多様な主体が共に考え、対話を深める第一歩となりました。今後も皆様とともに環境保全活動センターの新たな取組づくりを進めてまいります。

今後の開催予定は以下のとおりです。

■第2回(具体化)

令和8年9月26日(土)10時~12時30分 @府中市役所(府中駅北第2庁舎3階会議室)

第1回で出されたアイデアを整理し、優先順位や必要な機能・運営体制について検討します。

■第3回(体制構築)

令和8年10月31日(土)9時30分~12時 @府中市市民活動センタープラッツ6階第3会議室

理想的な運営体制や、市民・団体・企業等の連携のあり方について整理します。

※令和8年10月11日(日)の府中環境まつりでは、本ワークショップで出されたアイデアを紹介し、市民アンケートを実施する予定です。


〈募集要項〉

●日  時
第1回:令和8年7月20日(月・祝) 10時~12時30分
第2回:令和8年9月26日(土)   10時~12時30分
第3回:令和8年10月31日(土)  9時30分~12時

※今年度開催予定の以下イベントにて、本事業のPR及びアンケートを実施予定です。

「府中環境まつり」:令和8年10月11日(日)

「府中市民協働まつり」:令和8年11月28日(土)・29日(日)

●場  所
第1回:府中市役所(府中駅北第2庁舎3階会議室)
第2回:府中市役所(府中駅北第2庁舎3階会議室)
第3回:府中市市民活動センタープラッツ6階第3会議室

●対  象 市内在住・在学(中学生以上)・在勤の方
※市外在住でも、府中の環境保全活動に興味のある方なら大歓迎です。
●定  員 各回30名
※申込多数の場合は抽せんとなります。抽せんの結果、ご参加いただけない方につきましては、令和8年7月16日(木)までにメールにてご連絡します。
●費  用 無料
●託  児 各回先着2名(1歳から未就学児まで)
●申込期限 令和8年7月15日(水)まで
●備  考 交通費として各回参加時にクオカード500円分を進呈します。

令和8年度 市民協働・共創促進事業

共催:府中市環境政策課 / NPO法人府中市民活動支援センター

協力:NPO法人エンツリー(ファシリテーション担当) / 日本環境教育研究所(専門的助言担当)